こどもたちはないしょばなしが大好き。
ヒソヒソやると、ひみつを共有した気持ちがして、仲良しになった気分になる。
他のお友達を勘違いさせたり、傷つけたりするのは絶対だめだよ。
と忠告していた。
あるとき、クラスで一番小さな男の子がやってきて、耳元でコショコショと何か言ってきた。
ひみつだよ。絶対ひみつだよ。
んっ?なぁに?
約束できる?
嫌なことじゃなければいいんだけど。。。
あのね。
あのね。
先生、しゃけとサーモンは同じなんだよ。
顔をみると、誇らしげだった。
えっ?うそーー。知らなかったよ。教えてくれてありがとう。
と、コショコショ。
これは、2人の秘密である。